バイトを掛け持ちしたい人の履歴書の書き方|ダブルワークでも信頼されるシフトと志望動機の伝え方
「今のバイトだけでは収入が足りない」「違う仕事にも挑戦したい」──そんな理由から、バイトの掛け持ち(ダブルワーク)を考えている人も多いと思います。 掛け持ち自体は悪いことではありませんが、働き方を間違えると、どちらの職場にも迷惑をかけてしまうリスクがあります。
採用担当の視点から見ると、ダブルワーク希望者で一番怖いのは、「シフトが読めない人」「体力的に無理をしてすぐ辞める人」です。 この記事では、バイトを掛け持ちしたい人が、履歴書で信頼を得るための書き方を解説します。
ダブルワークと副業の違いを整理する
まず、「ダブルワーク」と「副業」は少し意味が違います。
- ダブルワーク:アルバイト+アルバイト、パート+アルバイトなど、複数の「バイト・パート」を掛け持ちする働き方。
- 副業(サイドジョブ):会社員+バイトなど、本業とは別に収入を得る働き方。
このページでは、特に「バイトを掛け持ちする人」に絞って書きます。
採用担当がダブルワーク応募者に抱く不安
バイト掛け持ち希望者に対して、採用担当は主に次の点を気にします。
- 既存のバイトとシフトがかぶらないか
- 連勤や長時間労働で体調を崩さないか
- 繁忙期に「もう一方を優先」されてしまわないか
- 勤務時間の上限(労働基準法)に抵触しないか
これらの不安を解消するには、履歴書で「もう一つのバイトの状況」と「両立のイメージ」を具体的に伝える必要があります。
履歴書に「掛け持ち」の事実はどう書く?
すでに他のバイトをしている場合、その情報は履歴書に書いて構いません。 むしろ、隠しておいて後から発覚すると、信頼を失う原因になります。
職歴欄の書き方例:
- 20XX年4月 〇〇スーパー レジスタッフとしてアルバイト勤務(現在も継続中)
そのうえで、「現在のバイトでは何曜日・何時間働いているのか」「新しいバイトではどの時間帯が空いているのか」をシフト希望欄で具体的に示しましょう。
志望動機に「掛け持ち」の理由を書くときのコツ
掛け持ちの理由は、お金のためだけでも構いませんが、それだけを書くと印象が弱くなります。
- 収入面の理由
- 経験を広げたい理由
- 働く時間帯や仕事内容を分けたい理由
これらを組み合わせて書くと、「ただ掛け持ちしたい人」ではなく、「計画的に働きたい人」として見てもらいやすくなります。
NGパターン
- 収入を増やしたいので、バイトを掛け持ちしたいです。
- 暇な時間を使いたいので応募しました。
OKパターン(例:コンビニ+カフェ)
「現在、平日の夕方にコンビニでレジ業務のアルバイトをしていますが、接客の幅を広げたいと考え、別の業種でも働きたいと思い応募しました。 コンビニでは短時間で多くのお客様に対応しており、スピードと正確さを身につけました。 御社のカフェでは、お客様とじっくり向き合う接客を学びたいと考えています。 既存のアルバイトは平日17:00〜21:00が中心のため、平日午前〜午後、または土日を中心に勤務したいと考えています。」
このように、「なぜ掛け持ちなのか」「どう働き分けたいのか」を志望動機に含めることがポイントです。
シフト希望欄の書き方|かぶりを明確に避ける
掛け持ちの場合、シフト希望欄は特に重要です。
「もう一方のバイトのシフト」と、「新しいバイトで入りたい時間」をセットで書くと、採用担当にとって非常に分かりやすくなります。
悪い例:
- 他のバイトと掛け持ちですが、空いている時間は柔軟に入れます。
これでは、「本当に?」と不安になります。
より良い例:
- 現在、〇〇スーパーにて平日17:00〜21:00で週3日勤務しています。
そのため、平日9:00〜16:00、および土日のいずれかで1日4〜6時間の勤務を希望しております。
掛け持ちとなりますが、体力面と移動時間を考慮し、無理のない範囲で長期的に勤務したいと考えています。
労働時間の合計にも注意する
ダブルワークをする場合、1週間あたりの労働時間にも注意が必要です。 一般的に、アルバイトでも、労働時間がかなり長くなると、健康面・安全面のリスクが高まります。
履歴書や面接では、「合計で週何時間くらい働く予定か」を自分の中で整理してから話すと、説得力が増します。
ケース別:バイト掛け持ちの書き方サンプル
飲食+コンビニを掛け持ちする場合
- 志望動機:
「現在、駅前のファミレスでホールスタッフとしてアルバイトをしていますが、深夜帯の時間を有効活用したいと考え、コンビニでの夜勤アルバイトを希望しています。 ファミレスでは接客やレジ業務に慣れており、その経験を活かして深夜帯でも正確なレジ操作と落ち着いた対応ができると考えています。 無理のない範囲で長く続けたいと考えており、スケジュール管理にも気を配りながら勤務したいと思っています。」
平日バイト+土日イベントスタッフを掛け持ちする場合
- 志望動機:
「平日はアパレルショップでアルバイトをしており、接客や商品管理の経験を積んでいます。 お客様との会話が楽しく、より多くの人と関われる仕事にも挑戦したいと考え、土日限定のイベントスタッフに応募いたしました。 平日のバイトは週4日程度のため、土日のイベント勤務と両立できると判断しています。」
まとめ|掛け持ちバイトは「シフトの見える化」で信頼を得る
バイトの掛け持ち自体は、決して悪いことではありません。 大切なのは、「無理のない働き方」と「職場への誠実さ」です。
- 既存のバイトのシフトと、新しく入りたいシフトを具体的に伝える
- 掛け持ちの理由を、前向きな形で志望動機に落とし込む
- 労働時間と体力面を考え、長期的に続けられるスケジュールにする
- 隠さずに、最初から「掛け持ち」であることを説明する
履歴書でしっかりと計画性と誠実さを示せれば、ダブルワークでも十分に採用される可能性はあります。 「どちらの職場にも迷惑をかけない働き方」を意識して、掛け持ちに挑戦していきましょう。